第5回 蔵と現代美術展2017 ─響き合う空間─

開催期間:2017年11月3日~24日


蔵の密閉された空間は、屋外より一旦その空間に踏み入れたとき、我々に時間的及び次元的に異質な空間を感じさせる。
漆喰の壁や古くて太いハリや柱、そしてそこにある静止した空気などが、時空を超えるような錯覚を我々に与える。
この蔵空間と現代芸術との相関は一見かけ離れているように見える。しかし、恐らく現代美術と蔵空間との出会いを実際に我々が目の当たりにしたとき、それらはお互いを際立たせて存在することになるだろうと思う。
歴史性には今を生きる精神性からの働きかけが有効であり、今を生きる精神性には歴史性の裏づけが求められる。
言いかえれば、歴史のほとんどは実際には忘れ去られ消え去って行く、しかし我々は僅かに残された歴史の手がかりから今までいろいろなものを得てきた。また、過去の遺産はそこに置き眺めるだけでなく、現代と対置させることにより、その生命を取り戻しもするものである。
現代美術と過去の遺産とを対置させることは、その存在をお互い確かなものにするものと考える。
ただ今回は初の試みということでもあり、思う蔵空間の確保は困難を極めたことも事実である。すでに活用している空間、または生活している空間の活用は理解を頂き、無理を越えることにより今回に辿り着いた。
今回のような試みが今回に留まらず、今後更に発展し深められることを祈念するものでもある。
2011.1.17  

  • 主催 「蔵と現代美術展」実行委員会
  • 後援 川越市 川越市教育委員会 蔵の会

展示候補作品

  • インスタレーション部門参加候補者が決定しました。
  • インスタレーション部門参加候補者
    1 田村 優幸 埼玉県 ギャラリー石原宿A
    2 森 佳三 滋賀県 「ちょっと昔くらしの道具小屋」
    3 渕上 馨 東京都 中正屋美術館
    4 平田 達哉 東京都 小川長倉庫 B
    5 中島 史子 東京都 haze 1F
    6 田中 七星 東京都 仲町観光案内所
    7 森島 花 東京都 恵比寿屋
    8 加藤 治男 東京都 時の鐘
    9 野口 栄一 埼玉県 山王蔵前
    10 成田 浩彰 香川県 観音寺
    11 貴俵 秀行 東京都 風凛 寿司会席奥庭
    12 山本 麻世 東京都 本丸御殿 中庭
    選考者特別枠
    13 細島 正嗣 NY カフェBANON 2F
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